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成功法則

インターネットビジネスを学んだら構造が「見えた」はなし

こんにちは! じいこす(@じいこす)です。

僕は本職としてインターネット・ビジネスをやっています。毎日、勉強中の身なんですが、こないだ本屋でとある本をみたところ、「構造が見えた」という嬉しい体験をしました。

なんのこっちゃ?

って感じだと思いますが、今からする説明を聞けばお分かりいただけると思います。今回は、その話をします。

本屋で手に取った本はこれ

本屋をぶらぶらしていて、偶然手に取ったのは「自律神経の名医が開発! 仕事のパフォーマンスが上がる 最高の集中力が手に入るすごい音楽!」という本です。

結論から言います。

これは、本ではなく、CDを販売する広告です。

それが、見えました。

ビジネスを学んでいなかったら、きっとこの構造は見えなかったと思います。

目次の構成が広告だった

なぜ、この本が「本ではなくCDの広告だ」ということが「見えた」のかを説明します。

この本の目次が、完全に広告の構成になっていました。

それでは、具体的にこの本の構成を説明していきます。

1:最初に結論

・なぜ自律神経は大切なの?
・そもそも自立神経って、どういうものなの?
・自律神経って、どんな働きをするの?

広告の冒頭部分です。ここは、読者の関心を引き付けるパートです。同時に、ここは「結論(主張)」を述べるパートです。

この順番が大事です。「起承転結」という言葉がありますが、広告では起承転結が使われることはないです。まず結論から述べます。

2:恐怖

・自立神経のバランスが崩れると……
1:交感神経が優位になった場合
2:副交感神経が優位になった場合
3:交感神経・副交感神経ともに低い場合

つぎに、さっそく「恐怖」のパートに入っています。

人を動かすには、メリットよりもデメリットの方が力があります。恐怖は、人を動かす大きな力です。

3:主張の正当化(&選択肢を絞る)

だから自律神経のバランスが大切!
でも、私たちはその大切さに気付いていません。
そんな人にオススメなのが音楽を聴くことです!

ここで、自分の目的=CDを売ることの正当化をしています。一気に自説に持って行っているのが分かると思います。

よく考えてみましょう。自律神経を整える方法は、音楽以外にもあるのではないですか?

例えば、ヨガ、お風呂、座禅、いろいろありますよね。

でも、「他の選択肢はない」とばかりに、「自律神経を整えるには音楽を聞くことである」と主張しています。

本来は、ここで他の選択肢を挙げた上で潰すのが定石なんですが、この広告では行っていないですね。

4:理由

本来は、ここで「なぜ音楽を聴くと自律神経が整うのか」という理由を説明するのですが、この広告ではスルーしています。本当は、入れるべきです。

5:具体例

自律神経のバランスが整って、身体のパフォーマンスが上がる
実際にCDを聞くとどうなるの?
読者モニターにCDを聞いてもらい、その前後の自律神経を測定しました

理由を述べた後は、具体例です。この本では、グラフを用いて具体例が示されていました。図示を使うのは、説得力を持たせるのにとても効果的です。

読者の体験談コメントを載せるのも、鉄板です。

6:使用法の提案

こんな時に聞こう1:毎日の生活のなかでちょっとしたときに
こんな時に聞こう2:焦りや不安から逃れたいときに
こんな時に聞こう3:悩みやトラブルで解決法を探しているとき
こんな時に聞こう4:病気や体の不調を感じたとき
こんな時に聞こう5:悲しいことやつらいことがあったとき

使用法の提案をしています。このパート、とてもいいですね。

これは何をやっているのかというと、ユーザーの悩みにフォーカスしているということです。

作り手は、ユーザーの悩みを事前にリサーチしています。それをこのように掲載することで、ユーザーは「自分の悩みにぴったり! これは、わたしの悩みを解決してくれる、わたしのための商品だ!」と思ってくれます。

自分で書いていて思ったけど、ここ非常に大事です(笑)

7:自分ごとにする

あなたの自律神経の状態はどうなっていますか?
自律神経には4つのタイプがあります、チェックしてみましょう!

タイプ別チェックがありました。個人的に、これは盲点でした。このパートがあることで、この音楽CDが「自分ごと」になります。これは、うまい。

8:メリットの提示

このCDを聞くと、バランスがよくなる、パフォーマンスがあがる

CDの直接的なメリットの提示。これは絶対に必要。にしては、ちょっと薄い気がします。

9:仮想敵

ヒーリング音楽とは違います。
音楽はこんなふうに聞きましょう!

ここで、仮想敵を出現させています。敵対するものをわざと出演させて、叩くことで自分の価値を高めるという手法です。上手い広告は、みんなこれをやってます(笑)

10:権威

最後に、医師の解説が掲載されています。これによって、ここまでしてきた主張が正当なものであり、信頼性、信ぴょう性があると裏付けされます。

最近のGoogleは、この権威の部分を非常に重視しています。

11:ベネフィット

最後にかるくベネフィットについて触れています。この広告では「毎日ぐっすり眠れるようになる」です。

この音楽CDを聞くことで、自律神経が整って、さらに「どういう幸福な人生や生活になるのか?」と連想させるのがベネフィットです。

ベネフィットとは、例えるなら、「電動ドリル」を使うことで得られる「穴」のことです。ユーザーはドリルが欲しいのではなく穴が欲しいのであり、そのためにドリルを購入している、ということです。

まとめ

結局、僕はこの本の中身を読んでいません。自律神経や集中力といった本の内容よりも、ビジネスとしての「本の構造」が見えたことが、なによりも嬉しかったからです。

この本は「CDの広告」であり、構成は「売れる広告」になっています。

37刷。すごい売れていますね。つまり、この本の構造をマネして広告を作れば、反応が得られる広告になります。

構造をマネするのは、悪いことではありません。こういうことをマネせずに独学で我流でやると、ビジネスは失敗します。

以上のようなことが「見えた」のは、僕がビジネスを学んだからです。

もし、ビジネスを学んでいなければ、このような視点は得られなかったです。目に見える世界が、1歩広がりました!

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