こんにちは! じいこす(YouTube【人生の扉を開くマインドマップ】)です。
今回はアンジェラ・リー・ダックワースさんの「やり抜く力GRIT」を要約して紹介します。

やり抜く力って、やっぱりみんな欲しいですよね。
僕も何か物事をやろうとして、途中で「やーめた」みたいな感じで、長続きしないことがよくあります(笑)
このタイトルのGRITという意味なんですけど、英和辞典によりますと
- 名詞:困難に負けない勇気、やる気、根性
- 動詞:食いしばる
これを合わせて「やり抜く力」と翻訳してありますね。
さて、「やり抜く力」を伸ばすには、どうすればいいのか?
この本には、「成功者は必ず同じことを言う」と書いてあります。
ほぼ一語一句、成功者は同じことを言う、その言葉とは一体何なのか?
また、やり抜く力を強くする4つのステップとは何か?
ということで、「やり抜く力GRIT」の要約をレビューしていきます!
「やり抜く力GRIT」とはどんな本?

それでは、まず「やり抜く力GRIT」はどんな本なのか紹介していきます。

まず「成功した人は、どんな人なのか?」をリサーチしたそうなんですね。
各分野のエキスパートであるとか、米国陸軍の士官学校、これものすごく厳しいところらんですが、そういう環境で最後までやり抜いた人はどんな人だったのか?
あるいは民間企業とか、全国のコンテストで成功した人は、どんな人なのか? 何で成功したのか?
それをリサーチしたそうなんですね。
そうすると分かったのは、成功の鍵というのは、才能や知性、IQ、ルックス、身体的な特性など、そういったものではなかったそうです。
では、何なのか?というと「絶対に諦めない態度」。
これが成功の鍵だったそうなんですね。
「情熱」と「粘り強さ」この2つが「やり抜く力」であると言われています。
これは「短距離走ではなくマラソン」というイメージですね。
ちなみに、将棋の羽生善治さんは「才能とは情熱を持ち続けられること」と言われています。
だから、全く同じことを言ってるんですよね。
「やり抜く力GRIT」の著者はどんな人?

「やり抜く力GRIT」を書いたのは、アンジェラ・リー・ダックワースさん。
その功績で、2013年にマッカーサー賞という賞を受賞しているんですね。
このマッカーサー賞って日本人にはなかなか馴染みがないんですけど、アメリカだとノーベル賞に匹敵するぐらい権威がある賞で、別名を天才賞というそうです。
ちなみにダックワースさんは、子供の頃に父親から「お前は天才じゃない」と言われ続けたそうです。
でも、この天才賞を受賞しちゃって、受賞後に本の最初から最後まで一行残らず父に音読して聞かせたそうです(笑)
なんか、かなり思うところがあったみたいですね(笑)
ところで、ダックワースさんが「やり抜く力」についてTEDというスピーチ番組で話している動画がYouTubeにも上がってるんですけど、900万回以上再生という、ものすごい注目を集めています。
それもそのはずと言いますか、GRITはグーグル社員の採用基準だったり、ビル・ゲイツ(マイクロソフト)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)など、そういった世界を動かすような企業で重要視されている概念です。
「やり抜く力GRIT」4つの特徴

続いて、やり抜く力の4つの特徴というものがありまして、ここでざっくり見ていきます。
1:興味
2:練習
3:目的
4:希望
これがやり抜く力の4つの特徴って言われてるんですね。
興味っていうのは、心から楽しむ、大好き。
練習は、もっとうまくなりたいっていう向上心。
目的っていうのは、人の役に立ちたい意識、そんな感じで定義されているんですよ。
希望っていうのは「七転び八起き」という感じで、困難にぶつかっても立ち上がれば最終的にはいいことがあるよ、そういった意味で言われています。
まずは、ざっくりと4つあるんだよ、っていうのを知っておいてください。後でまた紹介しますね。
「やり抜く力GRIT」口コミ評価

「やり抜く力GRIT」の口コミ評価をAmazonで見たところ、高評価の意見としては
- 久しぶりの超名著
- 何度も読み返すと思う良書
- 苦しい時に読み返したい愛読書
- 人生うまくいっていない人向きの本
といった評価がありました。
一方いまいちだったよっていう人は
- 具体的な手法は書かれていない
- 興味深い内容だが冗長で読むのに疲れる
- 結論までに説明がなく分かりにくい
といった意見がありました
それではGRITの本の中身について、もっとズームインをして見ていきたいと思います。
「やり抜く力GRIT」の要約・感想

GRITの内容を分かり易く、マインドマップにまとめてみました。
それでは見ていきたいと思います。
成功者の口癖は?
まずやり抜く力を伸ばす4つの特徴の説明に入る前に、成功者の口癖を見ておきます。
成功者はどんなことを口癖にしてるか?
「この仕事が大好きだ」
と言ってるんですね。
色んな成功者にインタビューしたそうで、そうすると成功者は一語一句違えず「この仕事が大好きだ」と言っているそうなんですよね。
だから「やり抜く力」っていうのは、「やり方」よりも「あり方」に注目している感じなんですよね。
では、どんな「あり方」なのか? やり抜く力を伸ばすために、どう「あるべき」なのか?
そのための4つ特性がありますので、まず1つ目から見ていきますね。
1:興味を結びつける

研究の結果、やり抜く力を持っている人は、やりたいことを仕事にしているということなんですよ。
その結果、
1:仕事に対する満足度が高い
2:業績が高い
自分の好きなことをやってる人は、満足度が高いし業績も高いって、当たり前と言えば当たり前の結論なんですよね。
でも、「そんな簡単にやりたいことが見つからないんですよ」っていう悩みもありますよね。
でも、この本には「ほとんどの人は、何年もそれを見つけるのにかかっている」って書いてあります。
それは「一発では人生に入ってこない」もので「外の世界と交流する中で生まれる」。
ということなので、まずは何でも「いい」と思ったことをやってみて、「心からまず楽しむ」のがポイントなんですよ、って言われてますね。
そうやって、興味があるものを仕事にしていく、追求していく。
「達人でも最初は気楽な初心者だった」ということでしたので、結構ほっとするようなことが書いてあるんです。
あとNYタイムズのタイムズのベテラン編集者の人が、大学生の卒業生に対してアドバイスをしているんですよ。
「情熱に従って生きよう。一番楽しいと思うことを見つけて仕事にすること」と言ってます。
また、Amazon創始者のジェフ・ベゾスさんは、それまでにウォールストリートで収入や地位を得てすでに成功してたんです。
でも、それを捨てて「情熱に従って生きるために険しい道のりを選んだ」と紹介をされていました。
2:練習の法則

「一万時間の法則」って聞いたことがありますか?
一万時間の法則っていうのはマルコム・グラッドウェルさんが「成功する人々の法則」という本の中で紹介した概念です。
「各分野のプロを調査した結果、プロフェッショナルは約一万時間に及ぶ練習を積み重ねている」っていう話なんですよ。
だから逆に言うと、何でも一万時間やればとりあえずプロになれちゃうよ、みたいな法則な訳ですね。
ただ、「やり抜く力GRIT」によると「楽な練習だと意味がない」って言われてますね。
「長さよりどう練習するかが鍵」ということで、例えば毎日ジョギングしてて、それが習慣になっているとします。
それは素晴らしいことですけど、「でもマラソン選手になれないんです」って悩みがあったとしたら、毎日ただのジョギングで一万時間を走ってても、マラソン選手にはなれないですよね。
じゃあどうすればいいのかと言うと、「意図的な練習」。
この「意図的」というのがポイントで、意図的な練習が必要だよって言われてます。
これも当たり前と言えば当たり前なんですけど
1:高めの目標を設定して
2:集中して取り組んで
3:うまくいくまで改善を繰り返す
マラソンの例で言うと、「何キロを何時間で走る」みたいな目標を高めの目標を立てる。
集中して取り組むは、心拍数を測ったりタイムを取ったりと、ちゃんと記録をつける。
そして改善、その見直しですよね。
それをを繰り返していくことが必要で、さらにそれを活用する方法としては
1:コーチを付ける
2:習慣化する
3:向き合い方を変える
習慣化するっていうのは、毎日決まった時間に決まった場所でルーティンにするっていう、継続の安定化を行うことですよね。
それから向き合い方を変えるというのは、この本の中では「観察する」と書かれてましたね。
観察するっていうのは色んな本で出てくるので、本当に成功のために必要なんだな、っていう感じですね。
そんな感じで、2つ目の特性としては、練習の法則でした。
3:目的を見出す

目的を見出すとは、「人の役に立っていると考える」。
「他人のためになっている」っていう意識を持つことで、やり抜く力が出てくると言われてます。
人間は意義を感じない仕事は続けるのは、とても苦しいですよね。
僕が聞いた話ですが、囚人の拷問で耐えられないような拷問方法があるんですよ。
穴を掘らせるんですね。
穴を掘ると、土が出てくるじゃないですか。
今度はその土を堀った穴に戻させて、それを埋めたら同じところにまた穴を掘らせる。
この繰り返しに人は耐えられないそうで、僕も耐えられないです(笑)
そんな感じで、人間は意義を感じない仕事を続けることに耐えられない。
逆に言うと、意義を感じる、他人の役に立っているって考えることで、やり抜く力が出てくるんだよということですね。
レンガ職人の寓話という、これ有名な話だと思うんですが、レンガを積んでる職人が3人いました。
一人一人に「あなたは何をしてるの?」って聞いていったという話ですね。
1人目は「レンガを積んでるんですよ」
2人目は「教会を作っているんだよ」
3人目は「私は歴史に残る大聖堂を作っているんだよ」
1人目はレンガを積んでることを、「単なる作業」として見てる訳ですね。
2人目は「キャリアを積んでいる」と見た訳ですね。
3人目はそれを「天職」だと思って取り組んでるわけですね。
こんな感じで、やり抜く力っていうのは3番の認識「自分のやってることが、社会にどのように役立っているか考える」を持ちましょう、ということですね。
もし、どのように役立っているのか自分で考えるのが難しいのであれば「お手本となるような人物に会う」。
本を読むであるとか、あとは「意義のある変化を起こす」。
自分のやってることが単純作業だとしても、それが誰かの役に立つためにはどうすればいいのかを考えて実行するということです。
ということで、やり抜く力の3つ目の特性は目的を見出すということでした。
4:希望

4つ目の特性は希望なんですが、これは「今日が駄目でも明日はきっとよくなるさ」っていう「楽観的な思考」という意味ですね。
だから、失敗してもそれ一回で全部が駄目になるんじゃなくて、それは長いプロセスの中での一部であると考れば「それは永続的な状態ではない」と捉えられますよね。
「七転び八起き」という言葉もありますけど、例えばエジソンって有名な発明の人いるじゃないですか。
あの人ってあれですよね、一万回失敗したそうですけど一万回失敗したとは考えてなかった訳ですよね。
成功に至る道を一万回も見つけた、みたいな感じじゃないですか。
そんな感じで楽天的に考えると「粘り強くなる」ということですね。
「でも、私は生まれつき悲観的でそんな風に考えられないんです!」って言う人もいるかもしれません。
でも、「脳は固定していない」ということで、神経可塑性(かそせい)って言うんですけど、努力で変えることができますって言われてるんで、安心してほしいんですよね。
それでも「私は悲観的なんです!どうすればいいでしょう?」という場合、「やり抜く力GRIT」には「セラピーを受けなさい」とありました。
なんか、ちょっと身も蓋もないような答えですね(笑)
これは余談で僕の意見なんですが、悲観的な考えを楽天的な考えに変える方法は、確立されていると思うんですよね。
それは、とりあえず5つあると思うんですけど、まあざっくり言うと
1:運動する
2:食事を整える
3:睡眠をしっかりとる
4:学ぶ
5:瞑想
その5つに取り組むと、悲観的な考えは楽天的になっていくと思います。
その話はまた別の機会にしますが、そんな感じでやり抜く力を伸ばす4つの特徴について要約しました。
「やり抜く力GRIT」名言・まとめ

最後に、ダックワースさんの名言ですね。
誰でも天才になれる
「天才」とは、
自分の全存在をかけて
たゆまぬ努力によって
卓越性を極めること
と定義するなら
あなたにも同じ覚悟があれば
あなたも天才なのだ。
この同じ覚悟っていうのは、先ほど紹介した4つの特性ですね。
興味と練習と、他人の役に立っているという視点を持って、後は希望を持って取り組むということですね。
その覚悟があって継続すれば、あなたも天才になれます、ということですね。
だから結局、楽しんで継続していけば大丈夫ですね、とシンプルな結論が真実なのかと僕は思いました。
それでは以上、「やり抜く力GRIT」の紹介でした!
Amazonレビューを読んでいるだけでも、幸せになれるかもです!
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